「熊谷短歌会」の部屋へようこそ 2019.11.30更新
∈∋∈∋ 熊 谷 短 歌 会 ∈∋∈∋ 令和1年11月30日現在
代表者 : 金子 貞雄
住所 : 360-0805 熊谷市上奈良1144
電話 : 048-521-7157
E-mail : sadao.kaneko@outlook.jp
活動内容 : 3月と9月の最後の日曜日に短歌大会
活動場所 : 熊谷中央公民館
会員数 : 110名
発足 : 2008年
会費 : 年間1,000円
会員募集 : 常時受付中
文化の出前: 登録
ひとこと
短歌を始めるのに「遅すぎる」という事はありません。
短歌はあなたの「こころの日記」です。
短歌は「紙 と 鉛筆 と 自分を愛する心」があれば
「いつでも・どこでも・だれにでも」作れます。
第6回 熊谷短歌会文学散歩
宮沢賢治 秩父路の地質調査旅行の歌碑を訪ねて
平成29年5月31日
第6回熊谷短歌会文学散歩への参加者26名を乗せたバスは、 平成29年5月31日に熊谷駅南口を午前9時に出発した。
上長瀞の養浩亭駐車場に本日ご案内いただく小鹿野町行政専門員の山本氏がお待ちになっていた。わざわざ「宮沢賢治秩父地地質旅行の歌碑を訪ねて」の資料を作成して、更に小鹿野歌舞伎の資料なども取り揃えていただいた。
早速歌碑のご説明を伺い、賢治が「粋なもやうの博多帯」と詠んだ「虎岩」を案内していただいた。
次の目的地「ようばけ」の「賢治と嘉内 友情の歌碑」に向かうバスの中でも、賢治の旅程のお話や地域の様子などを説明していただいた。皆さん、当地「ようばけ」を訪れるのは初めて方が殆どで、美しい景色を眺めながら山本氏の説明に聞き耳をたてた。
それから小鹿野町庁舎前の歌碑を見学し、「小鹿野町観光交流館」に到着した。ここでは賢治一行が宿泊した「寿屋旅館の当時の日記」を発見したときのエピソードや、その日記に記された記事により明らかになった事実のお話には、皆さん多いに感動していた。
昼食後に賢治等学生21名が宿泊した二階の部屋まで見学できた。畳20畳の部屋に23名もの学生たちが宿泊したとのことで、それぞれの方がその様子を想像していたようだ。
それから、賢治一行が9月4日の夕暮れまで地質調査したという皆本沢の「古鷹神社」境内の歌碑を見学した。ここでは400年前から生えていたという杉の巨木が出迎えてくれた。この巨木は、きっと当時の賢治一行を見下ろしていたに違いない・・・そこから、最後の旅程である秩父鉄道野上駅に向かうバスの中では、山本氏から小鹿野歌舞伎の歴史や各集落ごとに代々受け継がれきた歌舞伎の伝統についてお話を伺った。
途中、吉田町の「道の駅 龍勢会館」に立ち寄り、地元の土産物を買い求めた。そして、ほぼ定刻に野上駅に到着し、山本氏が説明を始めたところに上り列車が到着した。
盆地にも、今日は別れの、本野上、駅にひかれる、たうきびの穂よ 宮沢賢治
5月末は、とうきびの季節にはまだ早いが、野上駅が「第6回文学散歩」の最後の歌碑巡りとなり、秩父路に別れを告げて熊谷駅南口に向けて帰り路に着いた・・・
小鹿野町行政専門員の山本正美さま、本日は一日中全旅程のご案内を頂きまして誠にありがとうございました。「第6回熊谷短歌会文学散歩」の参加者一同心より感謝申し上げます。
< 上長瀞の自然博物館前に歌碑 >
< 小鹿野町庁舎前の歌碑 >
< 皆本沢 古鷹神社境内の歌碑 >
< ようばけ 賢治と嘉内 友情の歌碑 >
< 小鹿野町観光交流館前の詩碑 >
< 秩父鉄道野上駅前の歌碑 >
平成29年3月26日 熊谷短歌会・熊谷市文化連合主催、熊谷市・熊谷市議会・熊谷市教育委員会・埼玉県歌人会の各団体の後援により、「第18回 熊谷市民短歌大会」が熊谷市中央公民館の大ホールに於いて開催されました。
大会には75名150首のご応募をいただき、会場にも多くの皆さまのご来場をいただきまして誠にありがとうございました。
ご来場の応募者の短歌について、選者の方々から講評をいただき、熱心に聴き入っておりました。本短歌大会入賞者は、ご来賓の皆さまから賞状を授与され、大きな拍手につつまれながら閉会となりました。
また、大会終了後に開かれた座談会にも、入賞者をはじめ会員の皆さまにご参加いただきました。次回もより多くの皆さまにご参加いただき、短歌を愛する人と人との繋がりの輪を広げられるような座談会にしたいとの金子会長のお話で閉会となりました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
第十八回熊谷市民短歌大会 入賞作品
熊谷市長賞
米寿過ぐこれより年はかぞえまい日課の散歩を土手一時間 広 瀬 笹川 なみ
熊谷市議会議長賞
風邪引きのわれに届きし子の煮物ひと箸ごとに体ぬくもる 箱 田 清水 征子
熊谷市教育委員会教育長賞
元旦の「今年もよろしく」挨拶は妙に恥ずかし夫婦で照れる 西別府 諏訪 静子
熊谷市文化連合会長賞
リハビリに畑仕事が最適と夫は再び土を耕す 玉 井 小林 良子
埼玉県歌人会会長賞
朝刊のコラムを静かに読みしあと日々書き写す六百三字を 押 切 井出 クニ
熊谷市中央公民館館長賞
年ごとに手抜きになれる大掃除見て見ぬ振りし年を越したり 肥 塚 半田 幸枝
熊谷短歌会会長賞
合わせても「一」にもならぬ二人なり病かばいて寄り添いて生く 御正新田 小松 久枝
朝の日に光り輝く白き鷺実り田の上悠々と舞う 下奈良 新井あや子
胸元にSuicaぶら下げ改札を出て来し幼の初一人旅 拾六間 佐藤マサ子
ぴちゃりとも音しないので「大丈夫」長湯の夫に声かけてみる 中 央 御正山昌子
熊谷短歌会奨励賞
神棚と仏壇の部屋に茶を飲みてやすらかにをりひとり住まふも 伊勢町 牧原加津美
干しあげし大根の山日の匂い仄かに満てり狭き厨に 久保島 大倉 恵子
極月は迎春準備を早くから八十路の一人居まだ頑張れる 末 広 長島 房子
落つる葉の落ちたいたる葉に重なりて小春日和の穏やかな庭 東松山市 加藤 里子
米作り野菜も作る定年ののちのなりわい板につきたり 太 井 代 克巳
野の端に小さな鳥居と石段ありなに神様か雀遊ばす 石 原 田島 昌子
仕事にて十日も開けての面会に母の笑顔は童女のよう 押 切 前川美佐保
<追加のお知らせ>
・短歌大会終了後に座談会を開催します。
-入賞者の方は、必ずご参加くださるようお願いいたします。
-参加者の方も、是非ご参加くださるようお願いいたします。
・尚、簡単な茶話会形式でご在ますので、お気軽にご参加ください。
「第17回 熊谷市民短歌大会」開催される
平成28年9月25日 熊谷短歌会・熊谷市文化連合主催、 熊谷市・熊谷市議会・熊谷市教育委員会・埼玉県歌人会の各団体の後援により、 「第17回 熊谷市民短歌大会」が熊谷市中央公民館の大ホールに於いて開催されました。
大会には83名166首のご応募をいただき、会場にも多くの皆さまのご来場をいただきまして誠にありがとうございました。
ご来場の応募者の短歌について、選者の方々から講評をいただき、頷きながら聴き入る光景もありました。
本短歌大会入賞者は、富岡市長はじめとして来賓の皆さまから賞状を授与され、大きな拍手につつまれながら閉会となりました。
また、大会終了後に開かれた座談会にも、入賞者をはじめ会員の皆さまにご参加いただきました。この座談会は「短歌が詠めない時、どうする」という身近なテーマで活発な意見交換がなされました。次回もより多くの皆さまにご参加いただき、短歌を愛する人と人との繋がりの輪を広げられるような座談会にしたいとの金子会長のお話で閉会となりました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
熊谷短歌会 第17回熊谷市民短歌大会 表彰作品
熊谷市長賞
薄氷を踏める思いの五年間登校拒否する孫との日々は 今 井 古川 利子
熊谷市議会議長賞
会ふたびに言葉を忘れ我忘れ面輪やさしくなりゆく母は 安中市 相澤きみ枝
熊谷市教育委員会教育長賞
寒の雪まだらに溶ける陽だまりに地に張りつきてすみれ花咲く 押 切 井出 クニ
熊谷市文化連合会長賞
病状を聞かぬ気づかひたわい無き事のみ話し帰路につきたり 大 原 石井 操
埼玉県歌人会会長賞
ユニクロのジョガーパンツに穿きかえて介護予防の体操に行く 玉 井 小林 良子
熊谷市中央公民館館長賞
かえりみて八九歳の生まれ日に悔いより甲斐に生きたい余生 本 石 田野 栄二
熊谷短歌会会長賞
この頃はゴミ出しすらも身に堪へ後手に引くカート購ふ 赤城町 新井 王子
フリージアの変わらぬ香り満つ部屋にたがいに我を張る老いし二人は 御正新田小松久枝
雪の日に病む友思い文を書く菜の花咲いてる切手を貼って 箱 田 工藤 光子
嫁ぎゆき十年過ぎし娘の名前郵便受けに薄く残れり 下奈良 新井あや子
色紙を金魚に折りつつ手の皺の有る無し言いて共に笑いぬ 石 原 淺井 一惠
熊谷短歌会奨励賞
「この辺が頭」と指差す孫嫁に手を添へ祷る無事安産を 鎌倉町 槇山 綾子
雑草の黄花に止まる小さき蝶蜜吸う見ればその草抜けず 別 府 佐竹 直美
惣菜屋なりし空き店舗のガラス戸にコンビニの灯の夕べ栄え初む 柿 沼 小谷野千惠
はにかんで垣根の陰に見え隠れ幼の笑みは二分咲きの花 新 堀 大島喜美子
青梅に氷砂糖を封じおく一事をもって 夏の始まり 東松山 加藤 里子
ベールダウンににっこり笑う娘への贈る思いに微笑み返す 上新田 柴田 正枝
埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞
大豆煮る匂は部屋に満ち満ちて味噌作りへの準備始まる 拾六間 橋本 稔子
埼玉県芸術文化祭実行委員会奨励賞
通夜葬儀滞りなく終了し夜風の中に立ちつくしたり 曙 町 新 和江
熊谷市文化祭参加
第6回 熊谷短歌会作品展
平成28年9月21日(水)~25日(日)熊谷市中央公民館展示ホールにて「第6回 熊谷短歌会作品展」が開催されました。作品は35名の皆さんが丹精込めて清書された短冊と色紙、53首が展示されました。
熊谷短歌会の会員以外の一般の方からの応募も数多くあり、ご来場者の目を楽しませてくれました。
特に、短歌大会の当日は、沢山のご来場者の皆さんが作品をご覧になられました。
また、受付横のパネルに展示された「第16回 熊谷市民短歌大会」と「第5回 熊谷短歌会文学散歩」のスナップ写真を興味深く覗き込まれる方もございまして、熊谷短歌会の活動に関心をお寄せくださいました皆さまに感謝いたしております。
第5回 熊谷短歌会文学散歩
平成28年6月12日(日)に第5回熊谷短歌会文学散歩を実施しました。
今回は、郷土埼玉が生んだ偉人・渋沢栄一翁に所縁の地を訪ねました。梅雨の時期でもあり、心配された天気にも恵まれ、楽しく渋沢栄一翁の所縁の地を巡ることができました。
深谷市教育委員会の文化振興課のご厚意により、各施設に待ち受けていたボランティアガイドさんにご説明いただき、大いに勉強させていただき充実した一日を過ごすことができました。
この紙面をお借りして、ボランティアガイドの皆さまに御礼を申し上げます。
「深谷市渋沢栄一記念館」前での集合写真ですが、総勢23名のご参加をいただきました。
皆さんは、ボランティアガイドさんの解説に耳を傾けながら、熱心にメモを取られておりました。
こうしたメモを基に素晴らしい歌稿に仕上げられたことでしょう。
第18回熊谷短歌会会報に掲載が予定されている皆さんのお歌が、今から楽しみです。
さて、来年度の「熊谷短歌会文学散歩」は、今年で宮沢賢治熊谷来訪100周年ということを機に、「秩父路の賢治の歌碑を廻る旅」を企画しております。
どうぞ、多くの皆さんがご参加くださるをお待ちしております。
熊谷市文化祭参加
第6回熊谷短歌会作品展作品募集
主催 熊谷短歌会・熊谷市文化連合
後援 熊谷市・熊谷市教育委員会
Ⅰ.作品展
日時 平成28年9月21日(水)~25日(日)
(注)最終日の展示は午後4時までとする。
場所 市民ホール(中央公民館)展示ホール
内容 短歌作品の色紙・短冊展示 その他
Ⅱ.募集要項
1.原則として熊谷短歌会会員(含む市民短歌大会応募経験者)
2.出展は 1人2点以内(色紙又は短冊)とする。
発表済作品でもOKです。
(注):作品集を作成・配布しますので出展作品と4項の事前
申し込み作品は同一のこと。
3.参加費 無料
4.申込方法 応募者は下記要領で事前に申し込む。
葉書に 郵便番号 住所 氏名
展示作品 及び 色紙か短冊かの区分を書いて
申込締切 8月31日(消印有効)
申込先 360-0821 熊谷市伊勢町324-1 夏苅敏江
(注):出展作品と異なることが無いように、事前申し込み
作品を控えておくこと。
Ⅲ.飾り付けその他
1.搬入 9月20日(火) 午後3時~4時(役員集合:午後1時)
2.搬出 9月25日(日) 午後4時~5時迄
搬入・搬出は原則として出展者自身でお願いします。
当日不都合な方は必ず誰かに頼んでください。
3.その他
短冊は短冊掛に付け、色紙は色紙額やパネルに入れる。
(フックでパネルに吊れるように穴や紐があること)
書体は、万葉仮名・草書その他自由とします。
(展示品の脇に活字体で作品と作者紹介の紙を貼る予定)
不明の点は下記へお問い合わせください。
360-0821 熊谷市伊勢町324-1 夏苅敏江
電 話 522-3912